スタジオジブリ「風立ちぬ」雑感 堀越二郎は死を見ない

※批判的です。 先日軽井沢に行って堀辰雄のゆかりの地を訪れたこともあり、そういえばまだ観ていなかったスタジオジブリ「風立ちぬ」(以下ジブリ版)を観ることにした。個人的にあまり好かない映画ではあったが、色々と思うことはあり筆を執る。 ■ジブリ版…

私と短歌と文アル、詩と後悔、愛する作家の話

私にとって短歌はツールだった。 所属していた文芸部が毎年盛岡で行われる短歌甲子園に出場していたから(確か予選落ちのこともあったから毎年は語弊がありそうなのだけれど)啄木の歌にはふれていた。私は彼の歌を読んで短歌が日記のようだと思った、もっと…

アニメと現実の境 映画「名探偵ピカチュウ」所感

※以下公開当初の感想をそのまま引っ張り出してきたものになります。所々お口が悪い。 ++++++ 名探偵ピカチュウ、予告でミュウツーが出るのは知ってたけれど、まさか逆襲のミュウツーと接続してくるとは思わなくて号泣した。この映画はポケモンGOの延長でもあ…

詩を読むという行為について アニメ「文豪とアルケミスト」第5話所感

■文アルについて DMMが配信している「文豪とアルケミスト (以下文アル)」というブラウザゲームがある。文学を世界から無くそうとする「浸蝕者」を、プレイヤーである「アルケミスト」が文豪を転生させて戦わせるシミュレーションゲームである。刀剣乱舞の…